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ゼロからクライテリア定義

こんにちは、PGMOのKです。

私たちは過去に平均予算7億円規模のプロジェクトに各種ドキュメントテンプレートを提供してきました。

今日はそこら辺の実態を。


クライテリアとは

そもそもプロジェクトをフェーズ(工程)に分割します。

フェーズとはなんぞや?

アカデミックな言説はいろいろありますが、単純にキリのよい節目をチェックポイントとして、ステークホルダー全員で工程完了してよいか?次工程開始してよいか?の点検をするわけです。

 

各工程計画書に

  • 当該工程開始判定基準
  • 当該工程完了判定基準

を定義します。例えばキャンプでカレーを作っているとします。

材料洗う切る工程の完了基準は

  • 野菜を洗浄し泥や虫がついてないこと
  • 肉と野菜が一口大にカットされており、切り損ねがないこと
  • じゃがいもの芽を除隊できていること
  • 次工程の炒める準備ができていること

といった感じです。これがクライテリアです。

スクラッチ??

シニアコンサルクラスですら、クライテリアの基準等持っておらず「え~っとぉ」といいながら基準を定義していきます。

 

こういった手順を採っている限り、間違いなく”何が”が漏れます。これまで多くのプロジェクトマネジメントに関与した中で、弊社が有するクライテリア標準を網羅したコンサルタントは残念ながらゼロです。

プロジェクトオーナーやステークホルダーも月額数百万円をチャージする高額なコンサルが掲げるクライテリアに漏れがあると疑うことはありません。

 

こうして、本来は次工程に駒を進めるべきでない状態であっても、プロジェクトは前に進んでしまいがちです。

工程が進めば進むほど、起動修正には多くの手戻り作業が発生し、QCDを既存するのに・・・